生まれたての赤ちゃん、生後6ヶ月くらいまでは母乳とミルクだけで育ちますよね。ママからの授乳で全てを補っている赤ちゃんはいいのかもしれませんが、中にはミルクで育てている家庭もあるでしょう。
いざ保育園に入れよう、託児所に入れようと思ったときには、ミルクを飲めなければ入れてくれないところもあります。昼間、保育士さんが見ているときにお腹をすかせたら対処のしようがありませんからね。
また、夜しっかり寝てもらうために寝る前にミルクを飲ませようというママも多いですよね。ミルクは腹持ちがいいので、飲んでから寝るとぐっすり寝てくれる可能性が高くなります。
ただ、中にはミルクを飲んでくれない、嫌がる赤ちゃんがいます。我が家の娘もそうなのですが、ミルクを飲まないというより、哺乳瓶自体を嫌がっているような気がします…。
ミルクを飲んでくれないと、保育園へ入れるのも大変ですし、祖父母に見ててもらうこともできません。1日中ママがつきっきりです。ミルクを飲まないせいか分からないのですが、夜も頻繁に起きます。
夜寝てくれない赤ちゃんへの対処法はこちらの記事で詳しくご紹介しているので、困っているパパ・ママは一度ご覧ください。
そこで、今回は赤ちゃんがミルクを飲んでくれない理由と、その対処法についてご紹介します。この記事を読んで、パパ・ママのミルク、哺乳瓶に対しての不安や悩みが少しでも解決できれば嬉しいです。
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる原因
赤ちゃんがミルク、哺乳瓶を嫌がる原因はいくつか考えられるのですが、嫌がっているときには原因を特定するのも大切です。原因にあった対処法を取らないと、いつまで経っても哺乳瓶に慣れてくれない赤ちゃんになってしまうかも…。
ミルクよりも母乳の味が好き
始めてミルクを飲んだときに、その味が嫌いになっている可能性があります。完全母乳で育ててきて、いきなり哺乳瓶でミルクを与えると「うえぇー」と泣きながら哺乳瓶を嫌がる子供がいるでしょう。
ミルクはママの母乳よりも栄養価が高く作られているので、どうしても母乳と味が違います。その味の違いが嫌になっている可能性がありますね。
赤ちゃんは生後2ヶ月、3ヶ月くらいになると、味覚も発達してくるので味の変化にも敏感になります。そんなときにミルクを嫌がり出したとすれば、それは味の変化に驚いて嫌がっているのかもしれません。
本当に味の違いだけが原因か分からないときには、ママが搾乳して母乳を哺乳瓶で与えてみましょう。哺乳瓶自体を嫌がっているわけでなければ、搾乳した母乳を飲んでくれるはずです。
哺乳瓶の乳首が合わない
哺乳瓶の飲み口は乳首の形になっていますよね。実は哺乳瓶の乳首は、赤ちゃんの月齢によって変えなければいけません。
月齢に合わせて作られているので、対象月齢によって吸ったときに出てくるミルク量が違います。また、固さや大きさにも微妙な違いがあるので、どうしても乳首自体を嫌がっている赤ちゃんがいるでしょう。
赤ちゃんとしても、乳首を吸っているのに思ったようにミルクが出てこなかったり、いつもよりも固く弾力が強い乳首だと困惑してしまうのかもしれません。
赤ちゃんがミルクを吸う力には個人差があるので、成長の段階を見極めて乳首を取り替える必要があります。哺乳瓶を嫌がっている場合は、対象月齢を確認して、乳首を取り替えてみてもいいかもしれませんね。
お腹が空いていない
赤ちゃんが泣いているとき、授乳の時間が近いとどうしても「お腹が空いているのかな?」とミルクをあげてしまうかもしれませんね。ただ、本当に赤ちゃんはお腹が空いて泣いているんでしょうか?
母乳だけで育てている(完全母乳)場合、赤ちゃんが一度の授乳でどれくらいの量を飲んでいるのか確認できませんよね?実は思っている以上に赤ちゃんは少食なのかも。
赤ちゃんが泣いてミルクをあげるときに、哺乳瓶で差し出すと嫌がるけどママの胸に抱っこされて泣き止む場合、もしかするとママに甘えているだけの可能性があります。
生後2ヶ月くらいの頃には、赤ちゃんが飲んでいる母乳量を体重で確認しつつミルクを飲ませるといいですね。お腹が減っていないのに無理に哺乳瓶を口へ持っていくと、それがトラウマになって哺乳瓶嫌いになる可能性もあります。
ミルクの温度が合っていない
粉ミルクの場合、作る段階でお湯を入れますよね。お湯で粉ミルクを溶かしてから冷まして与えているでしょう。
ミルクの温度は37度〜40度程度(人肌よりも少し暖かいくらい)に調整するのが理想的です。これくらいの温度であれば赤ちゃんもストレス無く飲んでくれます。
赤ちゃんが哺乳瓶を吸うのに、ミルクを嫌がっている場合にはミルクの温度を確認してみましょう。
抱っこしている姿勢が合っていない
赤ちゃんにミルクを与えるときは抱っこして飲ませますね。横抱きの状態から、上体を起こして飲ませる方法がメジャーです。
ただ、横抱きの姿勢が低いと飲んだミルクが気管へ入ってしまう可能性があります。ミルクが気管へ入ってしまうことでむせたり、泣いたりしているのかもしれません。
ミルクを飲ませるときには、赤ちゃんの上体を起こし、耳・肩・腰が一直線になるように支えましょう。そうすることて体のねじれを防ぎ、スムーズに呼吸ができます。
ミルクを嫌がるときには、飲ませている姿勢も確認が必要ですね。
生後3ヶ月くらいから自我が芽生える
赤ちゃんは生後3ヶ月〜5ヶ月の間に少しずつ自我が芽生えます。あれが好き、これが嫌いといった感情が出来てくるんです。
そのため、ミルクの味や哺乳瓶の乳首が嫌いになってしまうのもしょうがないこと。これが一つの成長段階なんです。
体に悪影響があって泣いている場合は注意すべきですが、気をつけていればミルクを与えるシーンでそこまで大きな問題は起きないでしょう。全ては赤ちゃんの好みが変化することによって、ミルクや哺乳瓶を嫌がり出します。
哺乳瓶を嫌がるときの対処法
次に、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるときのチェックポイント、対処法をご紹介します。
ミルクを飲んでくれないと人に預けることができませんし、保育園からも断られてしまう可能性があります。
哺乳瓶からミルクが吸えているか確認
哺乳瓶は吸ったらミルクが出てくるのが当たり前ですよね。でも、本当にちゃんとミルクが出ているでしょうか?吸えているでしょうか?
哺乳瓶の乳首には空気穴(通気孔)が空いており、そこから空気が入ることでしっかりと吸うことができます。これは哺乳瓶の説明書にも載っています。
ミルクを初めて飲ませるパパはこの仕組みを知らず、通気孔が下になっている状態で飲ませてしまうかもしれません。通気孔が塞がれた状態ではミルクが思った通りに出ず、赤ちゃんは「吸っても吸っても飲めない!」と泣き出すでしょう。
通気孔の方向が合っていたとしても、粉ミルクのカスが溜まって通気孔を塞いでいる可能性もあります。そんなときには通気孔を爪楊枝で突いたり、一回ちゃんと洗浄してから使いましょう。
赤ちゃんが乳首を吸った後には、定期的にミルクが減っているか、ちゃんと飲めているか確認が必要です。
哺乳瓶や乳首を別のものに変える
赤ちゃんの中には、哺乳瓶や乳首が嫌なだけでミルクを飲んでくれない子もいます。
哺乳瓶や乳首は様々な種類が売られており、対象月齢によって形や大きさが違います。赤ちゃんの成長に合わせて変える必要があるのですが、哺乳瓶に記載されている対象月齢と実際の発達度合いが違う可能性もあります。
赤ちゃんが想像している以上にミルクが出てきたり、乳首が思ったよりも固い、素材がママの感覚と全然違う。こんなことが原因かもしれません。
そこで、まずは今使っている哺乳瓶メーカーの別の乳首に取り替えてみましょう。対象月齢、素材などを変えてみて赤ちゃんにハマるものを探しましょう。それでもダメなら、一度別メーカーのものを買ってみてもいいですね。
何より哺乳瓶でミルクを飲ませるためには、赤ちゃんの口に合う感触のものを探すのが大事です。最近ではママの乳首形ににて作られているものもあるので、そういったものを使ってみてもいいですね。
哺乳瓶の乳首を温めてみる
ミルクを飲ませるとき、ミルクの温度には気を使っているでしょうが、乳首の温度にまで気をつけている方は少ないのでは?
ママからの授乳で育っている赤ちゃんの場合、母乳を飲むときにはママの体温に慣れています。それは母乳の温度だけではなく、吸い口となる乳首の温度も。
そのため、哺乳瓶から飲むのを嫌がる赤ちゃんは、哺乳瓶の乳首が冷たいから嫌がっているのかもしれません。いつもは人肌なのに、急に冷たいシリコンを口に入れられるとびっくりしますよね。
特に冬場などは哺乳瓶の乳首が冷めている可能性があるので、体温程度まで温めてから使ってみましょう。
ミルクの味を別のものに変える
一言で赤ちゃん用ミルクと言っても、これも種類がたくさんあります。
各社メーカーが赤ちゃんが好むように、さらに栄養をしっかりと取れるようにと研究を重ねて、どんどん新商品が発売されていますね。それだけ味にも変化があるので、赤ちゃんが好んで飲んでくれる一品を見つけたいですね。
ただ、これは哺乳瓶が原因ではなくミルクの味が原因と判断できる段階で行うべきです。
原因を探るためには、哺乳瓶にお茶や搾乳した母乳を入れて飲ませてみましょう。それを飲んでくれるのであれば、哺乳瓶や乳首を嫌がっているわけではなくミルクを嫌がっていると判断できます。
ミルクにも様々な種類があるので、最初は各メーカーのものを少量購入して試してみるのがいいでしょう。
ミルクの温度を変えてみる
ミルクの温度は人肌より少し温かいくらいの37度〜40度が理想と言われています。赤ちゃんがミルクを嫌がる場合、もしかすると温度調整がしっかりと出来ていないのかも知れません。
特にパパがミルクを準備するときには要注意。どうしても雑になりがちですし、温度確認を徹底できない可能性があります。
また、ミルクを作る過程で温度調整をする場合、お湯で溶かして水で薄めているでしょう。そのときにしっかりと混ぜられていないと、哺乳瓶の中で温かい部分と冷たい部分ができてしまいます。温度確認の前にしっかり振って混ぜましょう。
それでも赤ちゃんが飲んでくれない場合は、温度を少し下げたり、上げたりと調整してみるといいですね。少しの変化で赤ちゃんが喜んでくれるかもしれません。
眠いタイミングを見計らって飲ませる
生後まもない赤ちゃんは授乳中に寝てしまうことが多々あります。これは、ママに抱っこされて乳首を吸いながら安心するためですね。
そこで、赤ちゃんが眠くなるまで授乳やミルクを我慢して、あくびをしだしたり眠たい動作を始めた頃に哺乳瓶でミルクを飲ませてみましょう。最初はママから授乳して、その体勢のまま途中で切り替えてもいいですね。
眠くて意識朦朧としている段階なので、そこまで大きな拒否反応も起こさずに哺乳瓶でミルクを飲んでくれるケースも多々あります。
ただ、これもちょっと嫌がったら無理せず諦めるのが肝心。トラウマになっちゃったらかわいそうですからね。
ミルクを与える間隔を長くする
生後まもない頃は3時間おきに授乳が必要だったり、ママはかなりこまめに面倒を見なければいけませんよね。その調子でミルクを飲ませようとすると、どうしても赤ちゃんは飲んでくれません。
ミルクは母乳よりも腹持ちが良いように作られているので、1回飲んでから次のミルクまで結構時間を開ける方が効果的。だいたい6時間ほど開けても大丈夫。
ミルクを嫌がる子の中には、お腹が減っていないのにどんどん飲まされることに対して嫌がっている赤ちゃんもいるかもしれません。
パパがミルクをあげてみる
基本的に授乳はママの仕事なので、哺乳瓶でミルクをあげるのもママが行なっている家庭が多いでしょう。ママがミルクをあげて嫌がる場合、パパにバトンタッチしてみるのも効果的。
赤ちゃんの中でもママ=母乳というイメージがついているはずですので、ママに抱っこされているのに哺乳瓶が出てくることに抵抗している可能性があります。母乳がもらえると思ったのにミルクが出てきて嫌がっているかもしれません。
パパが積極的に子育てしている家庭は多いと思いますが、授乳はできませんよね。そのため赤ちゃんとしてもパパに抱っこされてお乳がもらえるとは思っていません。
ママがいない場所で、パパが抱っこしてミルクをあげるとお乳を諦めて飲んでくれる可能性があります。
哺乳瓶は諦めて、コップやストローで飲ませる
どうしても哺乳瓶から飲んでくれない場合は、普通のコップに移して飲ませるのもOKです。絶対に哺乳瓶で飲めなければいけないというルールはありませんので、その辺りは気楽にいきましょう。
我が家も哺乳瓶では飲んでくれないのですが、コップで飲ませるとゴクゴクと嬉しそうに飲んでくれます。やはり哺乳瓶の感触が嫌だったようです。
ストローで飲ませるのも一つの方法ですが、この時はちょっと温度をぬるめに作ったほうがいいかもしれません。ストローだと一気に吸う赤ちゃんもいるので、ミルクを熱いと感じて泣き出す可能性があります。
コンビ|ミルクカップ
これは赤ちゃんにミルクを飲ませるときに活躍するミルクカップです。我が家でもこのミルクカップを使用しているのですが、このカップは
- 持ち手がついていて、成長に合わせて長く使える
- 耐熱なので電子レンジに入れても大丈夫
- 食洗機で洗っても大丈夫
というのが嬉しいポイント。ミルクをあげる段階では持ち手は必要ないかもしれませんが、成長したときに子供が自分でコップを使う練習に必要ですね。
リッチェル アクリア|マグストロー
こういったストロー付きのマグストローも便利です。ストロー付きで、かつ蓋がついているので赤ちゃんが倒しても中身が飛び散りません。
ただ、ストローの場合どれくらいの勢いで飲んでいるか確認しにくいので、飲んでいる量だけは確認が必要。
こちらも持ち手付きで子供が成長しても、自分で飲み物を飲む練習に使えるので1つ買っておいて損はありませんね。
そんなときには、赤ちゃんの離乳食用スプーンで飲ませてみるのも効果的です。スプーンを使えば少しずつ飲ませることができますし、スプーン本体もしっかり洗えるので衛生的です。
ミルクの味を嫌がっていないのであれば、スプーンでちょっとずつミルクを飲むことに慣れさせることができますね。
赤ちゃんが哺乳瓶、ミルクを嫌がるのはおかしいことじゃない
赤ちゃんがミルクを飲んでくれなかったり、哺乳瓶を嫌がったりすると、パパ・ママの中には
と悲観的になってしまうかもしれませんが、そこまで重たく考える必要はありません。
生後3ヶ月〜5ヶ月くらいになると、遊ぶおもちゃや見るテレビ、パパ・ママとの遊びの中にも好きなもの、嫌いなものが出てきますよね。ブロックではよく遊ぶのに音の出るおもちゃには興味がなかったり、いないいないばあ遊びは笑うけど、歌を歌っても無視されたり…。
この時期になると赤ちゃんも成長して好き嫌いが出来てきます。そのため、哺乳瓶を嫌がるのも当然です。「嫌がる」というのも赤ちゃんが成長している証拠。
自我が発達してきている証拠なので、嫌がっているのに無理やり強要する方法は避けましょう。これも赤ちゃんの成長の証なので、大目に見てあげるくらいの心の広さが必要ですね。
子供の発達が気になっている親御さんは多いでしょう。「発達障害なのかな?」と心配になったり、中にはお子さんが発達障害を抱えており教育に不安を抱えている方もおられるはず。僕の息子も発達障害(ASD)を抱えているので、今後の教育に関してとても不安を抱えています。
意外だと思われるかもしれませんが、学習、勉強に興味を示してくれない子供に対して効果的なのが、語学学習!そう、英会話など外国語学習が子供の学習を促進してくれる可能性があります。
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