我が家の娘は10月で1歳になるのですが、まだまだ夜はしっかり寝てくれません…。
小さい頃は授乳のタイミングもあり、2、3時間おきに起きてしまうのも分かるのですが、離乳食が始まっている今でも夜は2時間くらいで起きてしまいます。2時間おきに起きてしまうと、一緒に寝ている僕の妻も寝不足になりますし、娘の成長にも悪影響を及ぼしそうで不安…。
周りの人の話を聞くと、
と言われたりしますが、1歳目前になっても全く寝てくれない状況です。寝てくれないので妻も寝不足になり、
という危機的状況…。
我が家は僕が家で仕事していることも多く、比較的子供を寝かしつけることもできるのですが、普通の家庭だとそうはいきませんよね。パパは仕事で遅くなって、疲れて帰ってきてすぐにバタンキューなんて家庭も多いでしょう。
インターネットで調べると色々な方法が載っていますが、我が家は子供の体内時計調整法と、夫婦共同の子育てスケジュールで睡眠時間を確保出来ています。
今回は、子供が寝てくれない理由と、寝かしつけにおすすめの方法をご紹介。
ちゃんと寝る子供、寝ない子供の違いは体内時計
人間は決まった時間に行動するための体内時計が備わっています。
目覚ましもセットしていないのに、毎日7時ピッタリに目が覚めてしまうという方もいるでしょう。そういった方は体内時計が正確に稼働している証拠です。
体内時計というのは、人間の体温調整、ホルモン分泌など生きていくために必要なあらゆる機能を調整している脳の働きのことを表します。つまり、睡眠のリズムも体内時計がコントロールしているんです。
子供の睡眠時間は体内時計によって個人差があるものの、あまりに睡眠時間が短いのは心配ですよね。睡眠リズムを正すためにも、体内時計について簡単に見てみましょう。
寝れない子供は体内時計がずれている
人間が”起きる”、”寝る”という脳の動きを制御するためには体内時計が正常に動いてくれることが必須。体内時計の動きに合わせて人間は睡眠を取ります。
一般的に1日は24時間ですが、人間の体内時計では1日は24時間よりも少しだけ長く設定されていると言われています。といっても、これには個人差が大きいので、逆に1日が24時間よりも短い人もいます。
実際の1日と、体内時計の1日では少しだけ時間に誤差があるので、そのリズムを合わせるため体内時計をリセットする動作が必要となります。ちゃんとリセットが出来ないと、どんどん実際の1日と体内時計の差が開き、睡眠時間が取れない体になっていきます。
体内時計をリセットする
体内時計をリセットする方法として最も効果的なのは、朝起きた時にカーテンを開けて太陽の光を浴びること。朝日を浴びることによって、視覚的にも「朝だ」と確認できますし、その認識が体内時計のリセットにも繋がります。
よく寝る子は、「暗くなったら寝る→明るくなったら起きる」というリズムが付いている子供ですよね。そのため、明るくなっている認識をさせるためにも朝には日光を浴びせてあげましょう。
子供が夜中も短いリズムで目を覚ましてしまうという場合、体内時計のリセットを意識して行ってみるといいでしょう。朝起きた時には家中のカーテンを全開にし、外へ出られるタイミングがあれば(お兄ちゃんの保育園送迎など)一緒に連れていくのもいいかもしれません。
外が明るくなったら起きて動き出すという大人にとっては当たり前のことも、小さな子供にはまだまだ分かりません。意識して、少々無理矢理でも親と同じ時間に行動させるようにしてみましょう。
授乳が続くと寝れない子になる可能性がある
赤ちゃんが寝れない理由の大きな原因は、体内時計の誤差によるものですが、もう一つ大きな理由が…。
それが授乳。
夜の時間帯など、どうしてもママが眠たい時間になると、ママが横になったまま赤ちゃんに授乳することがありませんか?横になったままと言わずとも、布団の中でそのまま授乳していたり。
そういった授乳の仕方を添い乳とも呼ぶのですが、添い乳をすると赤ちゃんの睡眠リズムがバラバラになりがちです。
添い乳が睡眠リズムが不規則になる原因
赤ちゃんが泣いて起きた時に、お乳を吸わせると泣き止むことは多いですよね。赤ちゃんはお腹が減って起きたというよりは、お乳を吸うことで気持ちが落ち着き、安心して眠りにつくような感じです。
赤ちゃんにとってみると、寝ているのか起きているのか分からない状態で、でもお乳を吸えるから気持ちが落ち着く。つまり、添い乳が癖になっている子供は、お乳を吸っていないと寝れない体質になってしまっているんです。
我が家もこの添い乳癖があったのですが、途中から無理矢理ミルクやお茶に切り替えています。また、夜起きた時にはすぐに授乳するのではなく、しばらく抱っこであやすように。
授乳に切り替える場合も、リビングへ移動していつもの場所で授乳するようにしています。寝室の布団の上で授乳する癖がつくと、それが赤ちゃんにもわかってしまうようです。そうなると添い乳癖がついてしまい、すぐに目を覚ましてしまうようになるみたいですね。
添い乳がないと寝るのを嫌がる赤ちゃんもいますが、これに関してはどうしようもありません。添い乳を止めるため、思い切って断乳を始めるママもいます。
といっても、男性の僕は授乳するわけではないので、横で見守って抱っこを交代するだけなんですが…。
子供の理想的な睡眠リズム
一般的に、1歳までの赤ちゃんは昼間でもよく寝てくれます。お乳を飲んで寝て、遊んで泣いて、お乳を飲んで寝る…、そんな生活リズムを続けるのが1歳までの赤ちゃんのリズム。
どうしても1歳になるまではこのようなリズムで、定期的に短い睡眠を取ってしまいます。そのため、夜も2、3時間おきに目を覚ましてしまうのですが、これはしょうがないこと。
3ヶ月〜6ヶ月の睡眠リズム
生まれたての赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごすことが多いのですが、生後3ヶ月〜6ヶ月くらいになると、まとまって睡眠を取ってくれる赤ちゃんが増えてきます。
昼と夜の区別がつくようになるので、昼には起きて遊び、暗くなると寝てくれます。といっても、まだまだ授乳期間中ですし、体内時計も整っていません。どうしてもお腹が減って夜中に起きてしまったりすることもあるでしょう。
一般的には夜に6時間〜7時間寝るのが理想と言われていますが、ここは個人差が大きいので全然寝てくれない子もいます。
1歳頃から気をつけたい生活リズム
1歳になるあたりから1日の睡眠の大半は夜の時間帯に取ってくれるようになります。1歳近くなると体内時計がしっかりと機能しだすので、昼と夜の区別もつくようになりまとまった睡眠時間の確保が可能となります。
1歳を過ぎたあたりから、1日の平均的な総睡眠時間は11時間〜13時間になると言われています。その睡眠時間のうち8時間〜10時間を夜間睡眠、1時間〜3時間ほどが昼間の睡眠時間という振り分けです。
つまり、1歳を過ぎると平均的な赤ちゃんは夜の時間帯にぐっすりと眠るようになってくれます。
1歳頃には
- 夜8時〜9時頃に眠る
- 朝7時頃に起きる
といった生活リズムをつけたいものですね。大人が寝るよりは少し早い時間になるので、この時間に一緒に寝るのは難しいでしょう。そのため、子供を寝かして周りを暗くできるような部屋、スペースを作れるといいですね。
また、1歳まではよく昼寝していたかもしれませんが、1歳を過ぎた頃からは昼寝の時間を減らしてみましょう。昼はたくさん遊んで起きて、夜はぐっすり寝る。大人と同じような生活、睡眠リズムをつけだすのも1歳頃です。
さらに、1歳を過ぎた頃からは寝る時間、起きる時間を習慣づけましょう。赤ちゃんには早朝の仕事もありませんし、夜の付き合いもありません。そのため、毎日9時に寝て、朝は7時に起きる。これを習慣づけることも大切です。
3歳頃からの理想的な睡眠リズム
なかなか寝付かない、夜頻繁に起きる、といった子供でも3歳頃になると睡眠のリズムが安定してきます。
3歳〜6歳の子供の平均睡眠時間は10時間〜12時間と言われています。3歳になると保育園へ通っている子供も多いことでしょう。保育園で1時間ほどの昼寝時間があるはずなので、家では夜の時間帯に9時間〜11時間ほど睡眠を取るのが理想。
保育園へ行きだすと、昼間は友達と遊んで走り回っているので家に帰ってすぐに眠くなる子供も多いでしょう。我が家の息子も保育園へ行きだしてから、しっかりとした睡眠リズムが身につきました。
子供の睡眠時間や睡眠リズムで困っているママ、パパは、思い切って子供を保育園へ預けたり、託児所へ預けてみるのも一つの手かもしれません。昼の時間帯に思いっきり体を動かせば、どうしても夜は眠くなってしまうもの…。
子供が寝てくれない原因
そんな方は多いでしょう。子供がなかなか寝ないのには理由があります。そもそも、1歳や2歳の子供の体は、一定時間になると眠くなるようになっていますからね。それがずれているということは原因があります。
寝ずに遊びたい
寝床につくといきなりキャッキャと遊び始めることはありませんか?これは日中遊び足りていない可能性があります。
「日中しっかりと遊んでいれば疲れて夜は寝てくれる。」なんてよく言いますが、遊んで体力的に疲れて寝るだけが全てではありません。
日中にパパ、ママと離れる機会の多い子供は、寝かしつけのタイミングで一緒になると嬉しくて興奮してしまいます。やっとパパ、ママが来てくれたから今から遊ぼうとするみたいです。
お気に入りの遊びやおもちゃがある場合も、もっと遊びたいと駄々をこねてしまうかもしれません。
昼寝しすぎている
大人でも同じですが、昼寝をしすぎると夜は寝れませんよね。これは当然。
1歳前後の赤ちゃんの場合、昼寝しやすいので親も一緒に昼寝をすることがあるでしょう。ただ、一緒になって寝ていたり、昼寝している隙に家事をしていると、思っている以上に寝すぎていることがあります。
子供は昼寝するものですが、夜の睡眠のためにも時間管理をしっかりとしてあげましょう。
寝る前に興奮することがある
寝る前にテレビを見せたりするのはよくありません。この点に関しては記事下でも記述していますが、それ以外だったとしても夜の時間に子供を興奮させるのは厳禁。
普段はリビングでぼーっとテレビを見ているパパが寝かしつけの時だけ重い腰をあげると、子供は「パパが遊んでくれる!」と興奮して遊びモードに入ることもあります。
かといって、パパが寝かしつけをしてはいけないのではなく、パパもママと変わらず子供と一緒に遊ぶ時間を設けましょう。どちらでも寝かしつけできるのが理想です。
テレビの光、遊び、おもちゃの音など、寝る前には子供が興奮する材料をなるべく減らしましょう。
しっかりと睡眠時間を確保する方法
子供の睡眠時間、睡眠リズムを整えるためには、日常生活の中にヒントがたくさん隠れています。
運動不足の解消
先ほども説明したように、子供も大人と一緒で、昼によく動くと夜は眠くなります。
時間があれば子供と一緒に散歩したり、公園へ遊びに行ってもいいかもしれませんね。まだ歩けない赤ちゃんの場合はベビーカーで散歩するといいでしょう。
普段はずっと家の中にいる子供でも、外へ出かけることで日光を浴び、体を動かし、夜は疲れてぐっすり寝てくれるかもしれません。
昼間に遊びに出かけると、子供が体力的に疲れてぐっすり寝てくれるだけではなく、「パパ、ママとたくさん遊んだ。」という満足感を感じて安心してくれる効果もあります。普段、どうしてもパパ、ママの顔を見る(目が合う)時間が少なくて、夜に不安を感じている可能性もあります。
子供が寝る前の生活習慣を見直す
睡眠前の時間、夜になると家のリビングで過ごしている家庭は多いのではないでしょうか?家族でテレビを見ながらゆっくりとして、時間になったら赤ちゃんを寝かしつけに移動していたり。
子供を寝かす時間の目標を決めるのであれば、子供が寝る前の生活習慣にも気を配ってあげるべきです。
テレビやスマホの光は赤ちゃんの目にとってかなり強い光です。強い光を受けていることで、赤ちゃんは体内時計のリズムが狂う可能性があり、その光のせいで睡眠の質が低下していると考えられます。
そのため、寝る前にテレビを見せていたり、スマホで動画を見せていたりする方は多いかもしれませんが、その習慣をやめてみましょう。寝る1時間以上前にはテレビやスマホなど強い光を発するものを避け、寝る時間になったら薄暗い部屋で本を読み聞かせてあげるといいかもしれません。
という方も多いでしょうが、読み聞かせが悪いのではありません。その前のテレビやスマホの習慣が良くないんです。その点を見直してみると、意外とあっさりあくびをして寝てくれるかもしれませんね。
大人の生活習慣も見直す
子供に睡眠リズムを付けたい場合、親の生活リズムにも気を配りましょう。
親が夜型の生活を送っていると、どうしても全ての用事が夜にシフトしてしまいます。ご飯を食べるのも、お風呂に入るのも遅れがちになり、子供が寝る時間が迫るとバタバタと寝かしつけを始めている家庭も多いのでは?
寝る時間間際にバタバタしていると、やはり子供は落ち着けません。急いでいる風景を見ているのではなく、パパ、ママが部屋で何かしていると、遊んでもらえるのではないかと期待してテンションが上がってしまいます。
遊んでもらえると思っていたのに、いきなり暗い部屋へ連れて行かれて「寝なさい」と言われても、そりゃ寝れませんよね。
仕事の都合などあるかもしれませんが、出来るだけ子供が寝る時間帯にはゆっくりと時間を作りましょう。また、子供が寝た後に帰宅する場合は、子供を起こさないよう注意するもの大事ですね。
さらに、夜の生活習慣だけではなく、朝の生活習慣も気をつけましょう。朝は子供が起きる7時には起き、カーテンを開けて日光を部屋の中に取り入れるようにしましょう。
なんども説明しますが、日光を浴びることで子供の体内時計がリセットされ、規則正しい睡眠リズムへと導くことができます。仕事が休みでゆっくり寝たい日もあるかもしれませんが、
と自分を奮い立たせて起床するのも大事ですね。
子供を寝かしつける時のコツ
子供を決まった時間に寝かしつけるため、パパ、ママは様々なテクニックを駆使して寝かしつけを行なっているでしょう。家庭によっても寝かしつけの方法は色々あるはず。
何よりも、寝かしつけのためには、寝るきっかけを作ってあげる意識が大事です。ただ単に本を読んだり歌を歌ったりするのではなく、子供に「これが始まると寝る時間」と認識させることが必要です。
絵本を読んで入眠させる
これはかなりメジャーな方法ですね。
絵本といっても子供が大好きな本や、興奮を誘う本は避けましょう。ゆっくりした口調で、優しく眠りを誘えるような本がオススメです。
子供にとってみると、
- 暗い空間でパパ、ママが隣にくっついてくれている
- 声が近くで聞こえる
という環境が落ち着くようです。ダラダラと何冊も本を読むのではなく、時間制限を設けたり、「1冊だけね」と制限をつけることが大事です。
子守唄を歌う
これ、僕は音痴なので苦手なのですが…。寝る前に子守唄を歌うのも効果的。
子供を優しく抱っこして歌を歌うと、絵本の読み聞かせと同じようにパパ、ママを近くに感じ安心してくれます。また、歌を歌う時の声は、絵本を読む時よりもささやくような優しい声になりやすいので、子供がより一層安心してくれます。
子供の気持ちを落ち着かせつつ、「ここに一緒にいるよ。」と感じでもらい眠りについてもらいましょう。
手を繋いで、背中をトントン
寂しがりやのお子さんには、手をつないであげることも効果的。パパ、ママの体温を感じながらゆっくりと気持ちが落ち着きます。
また、背中を一定リズムでトントンとたたいてあげることで感情が落ち着く子供も多くいます。人間の体は一定リズムで優しい衝撃を受けると緊張がほぐれ、安心するように出来ています。
心臓の音を聞くと安心しますよね。それと同じような原理です。
下半身を温めてあげる
子供でも手足が冷えやすい子はいます。特に足が冷えると寝付けない子も多く、足を温めてあげることで寝かしつけに成功したケースが多々あります。
足の裏やふくらはぎ、足首などをさすってあげたり、その部分にタオルケットをかけてあげることで温めましょう。寝てからも足元が冷えないように、足元を中心に布団をかけてあげると効果的かもしれませんね。
眠たい時の子供のサインを見逃さない
9時に寝かしつけるようにといっても、時間ぴったりに守るのは難しいですよね。どうしても時間は前後してしまいます。
そんな時、子供が眠そうにしているアクションがあれば、時間が前後してもすかさず寝かしつけに入りましょう。眠たくなっているチャンスを逃さず、まずは子供が眠い瞬間を狙うのも大事です。
大人は眠たいとあくびをしたり、目をしぱしぱしたりしますよね。子供も同じで眠たい時には一定のアクションがあります。
- あくびをする
- 目をこする
- 目を見開く
- ハイハイしなくなる
- 泣いてぐずる
- 背中を反らせる
など。子供全員に共通したアクションが見られるわけではありませんが、こういったアクションがあった時には寝かしつけの合図かもしれません。
また、子供によって眠い時の動作は違います。我が家は、抱っこしている時に顔を擦り付けるような動作をすると、眠たい合図です。
子供の合図は決まっていないので、子供が寝る前にどんな行動をとるか分かるまでは注意深く観察することが必要ですね。
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