子供が発達障害と認定されると、周囲から
なんて心無い発言をされた方も多いのではないでしょうか?発達障害に認定される人は少数で、どうしても言うことが聞けなかったり、みんなと同じ行動が取れなかったりするので目立ちます。
しかし、発達障害の原因は親の育て方とは関係ありません。
発達障害が発症する主な原因は特定されておらず、先天的な脳の機能障害だと言われています。今の医学を持ってしても発達障害が起きる原因というのは特定できず、生まれつきの機能障害です。
ただ、一つ言われている原因が、親からの遺伝です。
今回は、実際に僕が経験した発達障害(我が家の場合は自閉症スペクトラム)が遺伝する可能性についてご紹介します。
この記事の目次
発達障害は遺伝する可能性がある
発達障害と一言に言っても様々な種類に分けられます。
注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム(ASD)、学習障害(LD)など、発達障害によって起きている症状に応じて分類されます。発達障害の種類について詳しくはこちらでご紹介しております。
発達障害は脳の機能的な障害なのですが、遺伝が関係していると言われています。
遺伝が原因となると言っても、単一の遺伝子ではなく、複合的な遺伝的要因と環境要因が重なり合って脳機能に障害が発生すると考えられています。特に、我が家の息子が発症している自閉症スペクトラムについては、遺伝の関連性が報告されています。
発達障害の原因とされるのは、先天的な脳機能障害や、遺伝といったものが大多数なので、決して親の育て方が悪いとかが原因ではありません。
僕も発達障害を抱えているかもしれない
我が家の息子は自閉症スペクトラムを抱えているのですが、実は僕も発達障害なのかもしれません。
かもしれないと言うのも、僕が子供の頃(20年以上前)には発達障害といった名前もなく、ただ単に言うことが聞けなくて暴れん坊。人の話を聞かずに自分の好きなことしか出来ない子供って言う認識でした。
子供が発達障害と認定されたことを自分の親に話してみると、
とのこと…。実際に母親も僕の息子(孫)を見ているのですが
- 話しかけても反応しない
- テレビを見ていてもじっと座っていられない
- 話が通じずに発狂する
- 好きな事以外はやらない
- どれだけ怒られても話が聞けない
こんな感じで、病院から発達障害と認定された時の症状そのままでした。
これを見ても、
実際、僕が小さい時にも今でいう発達障害の症状が見られたようです。
話し始めるのが遅くて、ぎこちない
発達障害を抱えている子供は話し始めるのが遅い傾向にあります。一般的には、1歳を過ぎた頃から少しずつ声を発するようになり、1歳半くらいからはなんとなく言葉を喋るようになります。
ただ、発達障害を抱えていると声を発してから実際にコミュニケーションを取れるようになるまでにかなり時間がかかります。我が家の息子も、3歳頃になってもコミュニケーションを取ることはできませんでした。
実は、僕も話し始めるのが遅かったらしく、3歳頃になって会話ができるようになったようです。と言っても、コミュニケーションを取る会話というよりは一方的な投げかけばかり。僕の時代は発達障害という言葉もなかったので、「喋るのが下手な子」と思っていただけだそうです。
子供が話し始める時期に関しては、こちらの記事でも紹介しています。
人の話を聞けなくて学校でも問題児
僕は小学校へ入ってからもいわゆる問題児と言われていました。
小学校の時期なので記憶にあるのですが、
- 授業を座って聞けない
- 授業中に教室を出て行ってしまう
- 好きな授業は自分で教科書を読んで勝手に進める
といった感じでした。
授業中もずっと座っているのが苦痛で、何回も廊下に出て行ったのを覚えています。
何か理由があったわけではなく、単純にずっと座っているのが嫌でウロウロしていました。体育館へ行って縄跳びをしたり、図書室で本を読んだり、学校の中をウロウロするのでいつも先生に怒られていましたね。
ただ、理科や算数の授業は大好きで、一人でずっと勉強していたんです。
小学校の算数答えが一つしかないのが面白くて、授業のペースとは別で自分でどんどん教科書を進めていました。理科の勉強も初めての内容を知るのが楽しくて、生物学の本を自分で読んで暗記していきました。
学校の授業には付いていけてなかったのですが、自分が好きな分野だけ勉強していました。理数系の勉強ばかりしていたので、親も「この子は理数系だから。」とその勉強ばかりするのを認めてくれていました。
親もその勉強を認めてくれたんで、僕も好きな勉強だけを続けて今に至ります。好きなことを仕事にして生活できているので、あの時にやらせてくれて良かった。
小さな時からチックが治らない
うちの息子は遊んでいるときも、テレビを見ている時も、散歩をしている時も「ンッ、ンッ」と喉を鳴らす癖があります。これはチックと呼ばれる症状で、治そうと思ってもなかなか治せない癖のようなものです。
いつも「ンッ、ンッ」と音を出すので、周りから変に思われることもあります。最初はふざけているだけなのかと思い
と聞くと
「知らない!わからない!ギーー!」
といきなり発狂してしまいました。ゆっくりと注意してみると「わかった。やめる。」と言ってくれたんですが、全く治る気配はない。
これがチックだというのも、実際にチックについて詳しく調べてから気づきました。チックについては、こちらの記事で詳しくご紹介してます。
実は僕もチックがあり、無意識に目をギュッとつむったり、何回もまばたきをしたりしてしまいます。無意識にやってしまうので、嫁から注意されても治りませんし、仕事の打ち合わせ中にお客さんから心配されることもありました。
チックが出やすいのも発達障害の一つの特徴らしく、それも遺伝する可能性があります。
集中すると周りが何も見えない
発達障害の症状の一つに、集中すると周りが見えなくなることが挙げられます。僕はまさにそれで、好きなことを始めると時間も忘れてしまいますし、周囲に人がいることすら忘れてしまうんです。
と言っても、ゲームや漫画など遊びに集中するのではなく、最近ではこのブログを書く時間が集中タイムになっています。
夜11時くらいからブログを書き始めて、「明日も早いから、早めに寝ないと。」と最初は思っていても、ふと時計を見ると4時になっていたり…。それまで一度も席を立ったり時計を見たりしないので、それだけ時間が経っていたことにも全く気づきません。
もう今から家を出る!っていうときも、ちょっと気になってブログを触るとずーっと触ってて思いっきり遅刻したり…。気になって触り出すと、集中するというよりも、時間が経っているとか、人が待っているとか、そんなことが全部頭の中から消えちゃうんです。
「これはやらないと!」と最初は気をつけていても、好きなことにちょっと手を出すと全部が意識から飛んじゃいます。息子も、遊んでいる時に話しかけても返事をしてくれないのは、こういうことが原因なのかなーなんて。
発達障害の原因は一つに断定できない
医学的に発達障害が遺伝する可能性があると言われていますが、発達障害を抱えていると絶対に遺伝するわけではありません。
先ほども述べた通り、遺伝するとしても単一の遺伝子が影響するのではなく、複合的な遺伝的要因と環境要因によって作用します。つまり、遺伝が必ずしも原因とは言えません。全体的には遺伝する確率は70%ほどと言われています。
ただ、遺伝が確認できている発達障害もあり、実際に僕も遺伝しているように感じています。僕からの遺伝だと思うと子供がかわいそうで辛いのですが、そのぶん子供の気持ちを理解して一番の理解者でいてあげたいなと思っています。
遺伝すると言っても確実に遺伝するわけではないので、子供が発達障害を抱えていてもショックを受ける必要はありません。しっかりと子供と向き合ってサポートしてあげることが重要です。
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