我が家には可愛い息子(2019年で6歳)がいるのですが、息子は発達障害の疑いがあると言われています。今まで、あまり言うことを聞いてくれない子だなとは思っていましたが、まさか「障害」があると診断されるとは思ってもいませんでした。
小さな時から喋り出すのが周りよりも遅く、「いつから喋り出すのかな?」と不安になったりもしていたのですが、いざ医師から「障害」と申告されるとショックだったのも事実。
と言っても、発達障害は簡単に治るものではないというのも知っていましたし、息子の発達障害と向き合って、受け止めてあげることが大事。ということで、まずは発達障害についての勉強をはじめました。
この記事では、僕が勉強している発達障害についての分類と、適切と言われている対応方法についてご紹介します。僕と同じく、発達障害の子供を抱えている全ての親御さんの助けになれれば幸いです。
発達障害とは?
発達障害とは、その名の通り発達に関しての障害です。
障害が発生する原因は多く考えられるようですが、主に先天性の脳障害が原因と言われています。乳幼児期に発症する障害で、その子供によって症状は様々。
中には運動障害を抱えている場合もありますが、多くの発達障害者は知的障害を抱えています。我が家の息子もこの知的な発達障害を抱えている症状。
発達障害の子供を外に連れて行くと、周りの人から白い目で見られることが多いのも事実。スーパーでも道路でも、どこでも走り回りますし、いきなり大声を出すこともあります。
そんな状況だと、周りから
なんて雰囲気で見られていることもあります。何かを言い返す事は出来ませんし、子供は楽しそうに走り回っています。親として、そんな時にどうすればいいか分かりません…。
しかし、子供が発達障害になるのは、子育ての方法が悪いとか、躾ができていないとか、そういったことが原因ではありません。発達障害は先天的に脳の機能障害により発症する障害です。
発達障害と一言で言ってもその症状は多岐にわたり、それぞれの症状でしっかりと分類されています。
発達障害の分類
発達障害の特徴は、
- 先天性の障害だということ
- 障害は生涯にわたるということ
- 障害が発達の過程で、年齢とともに現れてくるということ
が挙げられます。
発達障害は、発達障害者支援法により定義付けられ、主に
- 広汎性発達障害
- 学習障害(LD)
- 注意欠陥多動性障害
の3種類に分類されています。よく聞く自閉症やアスペルガー症候群は、広汎性発達障害に含まれます。
同じような種類の障害であっても、その子供によって発症する度合い、時期などは様々。それに、それぞれの症状を合併して発症する場合もあるので発達障害の種類については一概に言えないのも事実。
広汎性発達障害(PDD)
広汎性発達障害(PDD)にはコミュニケーション・対人関係・社会性の障害、行動にパターン化が見られるという特徴があります。いわゆる対人関係をうまく気付けないパターンです。
対人関係についての発達なので、子供の場合はなんとも判断しにくく、これだけで発達障害と決め付けるのは難しい場合が多いです。
また、広汎性発達障害の方はコミュニケーションスキルが劣っている分、記憶力がとても優れている場合もあります。自分の世界に入り込んで物事を考えるため、物事についての記憶力が飛び抜けるのかもしれません。
発達障害の場合は脳、精神に障害を抱えるため、その他の部分が異様に発達するケースが多々あります。いわゆる天才型といわれる方も、「実は発達障害を抱えている」という場合が多いんですよね。
学習障害(LD)
学習障害(LD)というのは学習能力に対しての障害で、知的な発達に遅れが生じ、聞く・読む・書く・計算するなどの能力の一つ、またはいくつかを身につけることに困難が生じます。
生活するための文章能力、筆記能力、会話能力はあるのに、数字が全く出来ない子供っていますよね。普通に会話していれば何もわかりませんが、お買い物の時に簡単な足し算が出来なかったり…。
そういった子供も、生活能力とは少しはなれた発想力が異様に発達していたりします。
僕の知り合いで、学習障害を持った知り合いがいます。普通にしていれば何も他のみんなとなんら変わりないのですが、その子は足し算、引き算などの計算が全く出来ません。それは小学校の間だけではなく、中学、高校になっても同じでかなり苦労していたようです。
「数学の成績が悪い」といったレベルではなく、そもそも何故足し算をしなければいけないのか、足し算をすると数字が増えるのか?減るのか?すら分からない様子でした。
しかし、その子も発想力、他の人と違うことを思いつく能力が優れていたため現在は広告代理店の企画を担った役職についています。あの数字に弱かった子が広告代理店で活躍しているというのは、なかなか信じられない話です…。
それくらい、発達障害を抱えていても他の分野で活躍できる可能性が高いという事ですね。
注意欠陥・多動性障害(AD/HD)
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特徴には不注意(集中力がない)・多動症(じっとすることができない)・衝動性(善悪を判断せずに行動してしまう)などがあります。
我が家の子供もこの「注意欠陥多動性障害」のタイプかもしれないと診断されていました。(現在はASDと診断されています)
全く落ち着きが無く、テレビを見るときも、食事をするときも、話をしていても、常に動いていないときがすまないようです。毎日リビングを走り回りながらテレビを見ています。
衝動性も特にひどく、一度ケガをして痛い思いをしたにもかかわらず、数分後にはまた同じ行動をとることが多々あります。障害うんぬんという前に、親としてとても心配。
高いところから飛び降りるのが「面白そう」と思ってしまったら、飛び降りずにはいられないようです。一度、滑り台から飛び降りてケガをしたのですが、絆創膏を貼った途端に走っていってまた同じところから飛び降ります。それを何度も繰り返そうとするんです。「危ない」といった機器能力が完全に欠損しちゃってるんですね。
自閉症スペクトラム(ASD)
自閉症スペクトラム(ASD)は物事への注意・関心の向け方、読み取り方・感じ方が特徴的です。コミュニケーション能力が乏しく、社会性や想像性の相違が見られます。
我が家の息子も3歳頃に自閉症スペクトラム(ASD)と診断されているのですが、やはり他人とのコミュニケーション能力が乏しいと感じます。
人と人との間には、暗黙の了解的なマナーがありますよね?
- 知らない人にいきなりくっ付いたりしない
- 知らない子の手を引っ張って遊びに連れ出さない
- 隣の人の食べ物に手を付けない
- 相手が話をしたらこちらは話を聞く
- 自分の話は相手に理解してもらいたい
こう言った事は誰かに言われて習うというより、なんとなく生活している上で理解して行動できる分野ですよね。しかし、ASDの子供にとってはこれが出来ません。
我が家の息子も、レストランへ行くと先に料理が運ばれてきた隣のテーブルへ行こうとしますし、知らない子でも同い年くらいの子供には全員に話しかけます。「相手のことを考える」と言った感情はなく、思いついた事をすぐ口にします。
自閉症スペクトラム(ASD)の場合、コミュニケーションスキルが乏しくなる傾向にあります。しかしその反面、感受性がとても豊かな人になるケースがあります。音に敏感になったり、色に敏感になったり…、我が家の息子は数字が大好きでおもちゃも全て数字通りに並べないと気が済まないようです。
ASDの場合、障害を示すジャンルが多様であるため「〇〇の症状があるからASDだ!」と確定できるものがありません。
- 周囲の子供と比較するとなんだか少し違いがある…。
- このまま大人になると社会生活が難しいのではないか?
といった状態にあるのが自閉症スペクトラム(ASD)と呼ばれる発達障害です。
発達障害の重さ
発達障害にはその度合いの違いがあり、同じような症状でも、子供によって発達障害の度合いが重かったり軽かったりします。
軽度発達障害といった言葉があったようですが、軽度だからといって生活に支障が無いわけではありません。「発達障害があるけれど、なんとかなるだろう。」そんな安易な考え方が生んだ言葉が軽度発達障害なのではないでしょうか。
また、発達障害というのは治るものではありませんが、適切な治療を行うことによって障害の度合いを軽減することが可能です。
子供が小さい時だと発達障害のショックも大きく「このままだと、小学校にも行けないんじゃないか…。社会人として生活できるんだろうか…。」と感じてしまうかもしれません。しかし、しっかりとその子供に適した対応をしてあげることで、その子の能力を伸ばしつつ社会に適応できるようです。
発達障害の療育
発達障害には「療育」と呼ばれる治療が存在します。
療育はその人の持っている力を引き出し、充実した生活を送れるようにするための援助であり、社会的な自立への支援でもあります。
治療といっても、症状の改善を目指し、無理やりに出来ないことをさせるといった方法ではありません。その子供にあった方法で、スピードで徐々に援助をしていく方法です。そのため、発達障害を抱えている子供に対しても、その親御さんに対してもストレスの少ない援助方法。
地域によって様々ですが、多くの地域では専門家のもとで療育を受けられる療育機関や、療育プログラムが組まれた通信教育があります。しかし、何でも受ければOKというわけではなく、その子に合った療育を行うことが大切です。
療育にはいろいろな方法がありますが、合っていない方法を続けていても効果がないばかりか、出来ないことを無理やりさせられることによってストレスが溜まり、子供にとって逆効果になる可能性もあります。
その子が「生活しやすくなるために、楽しく過ごせるためにどのようにすべきか」、「どんな能力を持っていて、何がすきなのか、どうやって伸ばしていけるのか」などを、考えて支援してあげることが大切なのです。
我が家の息子も、発達障害と診断されてから療育に通っています。しかし、現在は発達障害と診断され療育に通う子供が特に増えてきてしまい、療育センターの対応が追いつかないような状況だそうです。
我が家の息子が通っている療育センターの先生は、とても柔らかい雰囲気の優しい先生です。息子のこともしっかりと説明してくれますし、こちらの質問にも的確に答えてくれます。息子もおもちゃで遊んでもらい楽しそうにしていたので、今後にも少し期待しています。
発達障害を理解する
発達障害をやわらげてあげる一番の方法は適切な支援を行うことです。
その子供に対して適切に対処しなければ、その処置が逆に悪影響を及ぼし症状が悪くなったり、二次的な障害を引き起こしたりしてしまいます。二次障害というのは、周囲からの誤解や不適切な対応による、自信の喪失、不登校、ひきこもり、うつ状態など…。
自分に出来ないことを無理やりさせられると、出来ないことがストレスになり何もしたくなくなりますよね。全てに対して自信がなくなると、今まで出来ていたことすら出来なくなってしまう可能性もあります。
二次障害というのは、発達障害とは違い、周囲の対応や環境の変化によって生じる後天的な障害です。周りの大人がしっかりと理解してあげ、適切な対応をしてあげることで二次障害は防ぐことが出来ますのでしっかりとお子さんの発達障害に寄り添ってあげましょう。
我が子が「発達障害」と言われるとショックを受ける親御さんは多いでしょう。でも、そこでその障害を諦めてしまわず、無理やり強制しようとせずにしっかりとお子さんに寄り添ってあげましょう。
中には「発達障害」と認定された事を認めきれず、いつまで経っても療育へ通わない親御さんも多いようです。しかし、療育へ通うと子供も楽しそうにしてくれますし、親としても「こんなに発達障害の子供って多いのか。」と周囲を見て安心することもあります。
僕も息子の発達障害に関して常に調べ、適切な方法が取れるように考えています。何よりも息子が楽しく、幸せに生活してくれればそれが一番。
子供の発達が気になっている親御さんは多いでしょう。「発達障害なのかな?」と心配になったり、中にはお子さんが発達障害を抱えており教育に不安を抱えている方もおられるはず。僕の息子も発達障害(ASD)を抱えているので、今後の教育に関してとても不安を抱えています。
意外だと思われるかもしれませんが、学習、勉強に興味を示してくれない子供に対して効果的なのが、語学学習!そう、英会話など外国語学習が子供の学習を促進してくれる可能性があります。
ここで紹介しているのは、七田式教室という日本でも有名な幼児教室が販売している英会話教材。七田式教室は子供の教育だけではなく、脳の発達や生活までフォーカスして展開している幼児教室。その七田式教室から販売されている英会話教材です。
- 子供の発達を促進させたい
- 何か学習、勉強するきっかけを与えたい
- 育児、教育に対して不安がある
そんな方におすすめの教材ですので、気になる方はぜひ一度ご覧ください。