我が家には10月に1歳になる娘がいます。今は9月なのでまだ10ヶ月。1歳(12ヶ月)頃になると早い子は歩きだすので、周りからも
なんて言われるのですが、うちの娘は全く歩く気配がない。というか、まだハイハイもおぼつかない感じでズリズリと擦りながら移動する程度です。いつになったら歩きだすのかな?と気になりつつも楽しく見守っています。
子育てのことを考えると歩き出さない方は行動範囲も狭くて楽なのですが、歩くのが遅いと心配ですよね。足の発達が遅れてるのかな?何か悪いところがあるのかな?なんて気になってしまいます。
調べてみると多くの親御さんが子供の歩きだす時期を気にされているようです。そこで、今回は子供が歩きだす時期、運動能力の発達時期についてご紹介します。
と心配になっている親御さんに、少しでも助けになれれば幸いです。
運動能力だけではなく、子供が話し始める時期について不安を抱えている方も多いでしょう。子供が喋りだす時期についてはこちらの記事でご紹介しています。
この記事の目次
子供の運動能力発達時期の目安
子供は体が大きくなるにつれて少しずつ運動能力も発達していきます。生まれてしばらくの頃は首も座っておらず、抱っこするだけでも緊張したものですね。
子供の運動能力(体の発達)について、大まかな目安で表すと
手足を動かす | 生後1ヶ月くらい |
首がすわる | 生後3ヶ月くらい |
寝返りをする | 生後4ヶ月〜5ヶ月くらい |
お座りをする | 生後6ヶ月くらい |
ハイハイで移動する | 生後8ヶ月〜9ヶ月くらい |
つかまり立ち | 生後9ヶ月〜10ヶ月くらい |
つかまり歩きをする | 生後10ヶ月くらい |
1歩2歩と少し歩く | 生後12ヶ月〜13ヶ月くらい |
このような感じで体が発達します。1歳になる頃には運動能力の発達が早い子供の場合、すでに歩き出している子もいるようですね。
といっても、1年の間にこれだけの進歩があるのは驚きですね。生まれてからたった1年でお座りができるようになって、一人で歩くようになるんです。生まれた時には首もグラグラでお座りも出来ないのに。
1年間でこれだけ運動能力が発達しますが、やはりこれも一つの目安であって、子供によって発達スピードの差は大きくあります。1歳になっても歩かない子はたくさんいますし、ハイハイをしないでいきなりつかまり立ちする子もいます。
我が子がなかなかハイハイしなかったり、歩かなかったりすると
と心配になる親御さんもいるかもしれませんが、運動能力の発達には個人差が大きくあります。発達時期の目安よりお遅れているとしても、基本的には心配する必要はありません。少しのんびり屋さんなのかな?くらいに思っている方がいいですね。
生後6ヶ月以降にハイハイで移動しだす
運動能力の発達が早い子供の場合、生後6ヶ月〜8ヶ月あたりでハイハイをして移動しだします。といっても、6ヶ月の頃はズリズリとお尻やお腹を床につけてズリバイをする程度かもしれません。
大抵の子供は8ヶ月頃になるとしっかりと膝を立てて、4つの支点(両手、両膝)を床につけて移動を始めます。まだまだ手足の筋力も弱く、ハイハイで長距離を移動することは少ないでしょう。
- おもちゃを取りに行く
- お母さんのところへ行く
- 見たことないものを見に行く
- 床を触った感覚(フローリング、絨毯、畳の感触)が楽しい
といった感じに赤ちゃん自身の本能で移動を始めます。これがハイハイを始めるきっかけですね。
ハイハイをするためには手足の筋力が必要となるので、発達が遅い子の場合は8ヶ月になってもハイハイは出来ないでしょう。うちの娘も10ヶ月ですが、まだまだズリバイ程度です。
ハイハイをさせたい場合、無理に四つん這いにさせるのは避けましょう。赤ちゃんの頭は思っている以上に重たいものです。手の筋力が発達していない時期に重たい頭を支えていると、腕の骨が曲がってしまう可能性がありますからね。
何かをきっかけに急にハイハイしだすケースが多いので、ハイハイを期待しているパパ、ママはゆっくりと見守りましょう。また、生後6ヶ月くらいからは、いきなりハイハイしても大丈夫なように赤ちゃんの周りの環境にも気をつけましょう。
8ヶ月頃から、つかまり立ちをして歩く準備を始める
多くの子供は8ヶ月頃からつかまり立ちをして歩く準備を始めます。家の中でハイハイ移動をしていることによって手足の筋力が鍛えられ、自分の体重を支えることができるようになります。
初めてつかまり立ちをする瞬間は感動するものですよね。我が子の成長が目に見えてわかるので、どうしても写真に納めたくてシャッターチャンスを待ってしまいます。
しかし、つかまり立ちを始めた頃の赤ちゃんは、まだまだ自分をしっかりと支える筋力が足りません。頭は重く、上半身でバランスを保つことも難しいのでいきなり倒れてしまうかもしれません。
そのため、つかまり立ちをした時にはシャッターチャンスを狙うより、まずはしっかりと近くで見守ってあげましょう。急にバランスを崩した時にサポートしてあげられるように。
10ヶ月くらいからは、つかまり歩きを始める
10ヶ月になるとつかまり立ちだけではなく、つかまり歩きを始める子供もいます。つかまり立ちの姿勢から、ちょっとずつ1歩2歩と足を出して移動します。つかまり歩きをし出したら一人で歩くための準備を始めていると言ってもいいでしょう。
しかし、つかまり歩きをしだす頃は子供の行動範囲も広がり、様々な危険が伴う期間です。今までよりも高い位置にあるものを取れるようになりますし、見える世界が変わることで子供自身も興奮するでしょう。
つかまり歩きをすることで足の筋力も発達し、つかまり歩きだけではなくその場でいきなりジャンプし尻餅をつく子もいます。中には屈伸運動(スクワット)をしながらジャンプする子供もいるようです。
急な衝撃で頭をぶつけてしまったり、机や椅子の上に置いてあるものが落ちてくることもあるので、子供の環境には今以上に注意を払う必要があります。
1歳になると歩き始める子が多い
ついに1歳になると自分で歩き始める子が出てきます。つかまり立ちの姿勢から手を離し、自分の足でヨチヨチと歩き出します。一番歩き出す子供が多いタイミングが、1歳の誕生日から1ヶ月以内と言われています。
最初の頃は1歩2歩歩くのが限界でしょう。筋力もありませんし、頭が重いのでバランスを保つのが大変です。1歩目の足を出した瞬間にバタンと倒れてしまうこともあるでしょう。
歩き始めると筋力の発達も早くなりますし、子供の行動範囲が一気に広がります。子供が触ると危ないもの、侵入すると危ないところには十分に注意しましょう。
特に
- 台所
- 玄関
- 階段
- フローリングの床
には十分に注意しましょう。
台所の収納棚には包丁が入っているかもしれませんし、玄関の段差から落ちると地面に頭を打つかもしれません。階段まで歩いていけると2階から落ちるだけではなく、1階から登ろうとして後ろ向きに落ちてしまうかもしれません。フローリングの床は大人は何気なしに歩いていますが、これだけ硬い床だと子供が転んで大怪我をする可能性もあります。
と言った感じで、子供が歩きだすと感動して喜ぶばかりではなく、子供にとっての危険が増えることも十分に理解してあげましょう。
歩きだすのが遅い子供、早い子供の違い
大体の目安で、子供は1歳頃になると自分で歩き出します。これも、ハイハイからつかまり立ち、つかまり立ちからつかまり歩き、と言ったようにステップを踏んで成長していくものです。
かなり個人差が大きいのですが、子供が歩きだすのには
- 体のバランス感覚
- 足腰の筋力
- 骨の発達
が不可欠です。歩くという単純に思える動作でも、様々な要素が必要となってきます。
また、子供の正確によっても歩きだす時期は変化するようです。慎重派な子供は歩きだすのが遅いでしょうし、好奇心旺盛な子供の場合は歩きだすのが早いかもしれません。
さらに、お兄ちゃんお姉ちゃんなど上の子供がいると歩きだすのも早い傾向にあります。お兄ちゃんやお姉ちゃんが歩いて移動するのを見て、自分も真似をし出すのかもしれませんね。
ただ、うちの娘はお兄ちゃんがいますが、今のところ(10ヶ月)は歩くそぶりは見せません。というか、ハイハイも出来ないのでリビングでゴロゴロしているだけです…。
遅い子供の場合は1歳6ヶ月くらいになるケースも
歩き出すのが遅い子供の場合、最初の1歩が出るのは1歳6ヶ月くらいになるようです。早い子供と比べると半年ほどの差が見られます。
歩き出すには体の筋力発達が不可欠ですし、つかまり立ちでバランス感覚を鍛える必要があります。周囲の環境(兄弟の有無など)によってもこの発達スピードは変わりますし、半年ほどの違いはなんともないでしょう。
産婦人科、小児科など病院で話を聞いてみても、生後18ヶ月(1歳6ヶ月)くらいまでにつかまり立ちをして1歩が踏み出せれば問題ないとのこと。中には体が大きくてなかなか歩き出せない子供もいるようです。
1歳頃に周りの子供が歩き出して、我が子が歩き出すのが遅い場合には心配かもしれません。でも1歳で歩き出す子は成長が早かっただけ、1歳6ヶ月くらいまではそっと様子を見てあげましょう。
しかし、足の痛みを訴えていたり、1歳を過ぎてもハイハイで移動する様子が無いような場合は一度病院へ相談に行ってみましょう。何か原因があるかもしれません。
歩くのが早くても、遅くても、子供のタイミングが大事
一人で歩くというのは思っている以上に筋力、体力、バランス感覚が必要なものです。なので、子供が一人で歩き出すためにはそれなりの準備が必要だということを理解してあげましょう。
子供は「周りの友達が歩いてるから歩かないといけない。」なんて親の都合は考えてくれません。自分が歩きたくなったら歩きますし、歩きたく無い時には座り込みます。ふとした瞬間にいきなりつかまり歩きを始めるかもしれません。
歩き出すのも、歩かないのも、子供の気まぐれです。その子の正確だと思って気長に見守ってあげましょう。
子供の歩く時期とハイハイの関係について
子供が早く歩き出す場合、ハイハイで移動する時期が短い傾向にあります。ハイハイし出したと思ったらつかまり立ちを始め、すぐに歩き出す子供もいるようです。
歩き始めた子供がハイハイ移動に戻すことは少なく、ハイハイ移動する期間が短い場合はハイハイで鍛えられる筋力が弱い傾向にあります。子供なりにハイハイ移動することで足腰、首の筋力が鍛えられているんです。
大人やお兄ちゃん、お姉ちゃんの真似をして早く歩き出す子供もいますが、首や足腰の筋力が弱く、いつまでたってもおぼつかない歩き方になってしまうケースもあります。
早く歩いて欲しくても、無理は禁物
子供がハイハイをし出すと、親としてはどうしても歩く姿が見たくなりますよね。
なんて期待と妄想が膨らんで早く歩かせようとする親御さんは多くいます。でも、子供が歩き出すのは子供のタイミングを待ってあげてください。
早く歩いて欲しいからと行って、足腰の筋力が発達していない時期から2足歩行させると、足がO脚になってしまう場合があります。骨がしっかりと発達していないので、自分の体重を支えることができないんです。
O脚は骨が曲がっている状態なので簡単には治りません。大人になってからもO脚で悩んでいる方は多くいますよね。子供が大人になってから、「自分のO脚は親が早く歩かせたせいだ!」なんて思ってしまったら、どうでしょう…?
また、無理に早く歩かせるのは背骨への負担も心配されます。歩けない時期は自分の体の重さを理解できず、バランスを取ることが出来ません。そのため背骨にも大きな負担をかけることになるので、全身の発達に影響します。
最悪の場合、背骨へ残したダメージが原因で全身の筋力、神経系の発達が遅れる、もしくは発達しない可能性もあります。
早く歩いて欲しい気持ちは分かりますが、子供の行動は子供の意思に任せてみましょう。
発達スピードには個人差があることを理解する
「子供が喋り出す時期について」という記事でも説明しましたが、子供の発達状況には大きく個人差があります。
そもそも、生まれた時の体重や身長が違いますし、生まれる時期によって服装も違いますよね?母乳やミルクを飲む量も違いますし、睡眠時間も違うでしょう。
それくらい、赤ちゃん時期の成長スピードには個人差があります。たった1年で寝たきり状態から歩き出すまで成長するので、そこには個人差があって当たり前でしょう。1歳なんて、日本の四季を1度しか経験していないんですよ?
1歳近くなるとママ、パパが周りの子供と接する機会も増え
と心配になってしまうのは仕方がありません。しかし、過度に気にするとその焦りが子供にも伝わってしまいます。親の焦りを感じて赤ちゃん自身がストレスを溜めてしまう可能性もあるので、なるべく自分の子供の成長スピードを見守ってあげましょう。
子供が歩き出すために、親ができること
子供が歩き出す瞬間というのは、親として本当に楽しみでしょう。ほんの数ヶ月前までは寝たきりで、泣いて、母乳を飲んで、寝るだけだった我が子が歩くんですから、その感動は計り知れません。
だからこそ、少し歩き出すのが遅いと心配になるかもしれませんが、そこは子供の成長をゆっくりと待ちましょう。
子供の準備が整うまでゆっくりと見守る
無理に歩かせることは出来ません。そのため、子供が自分から歩き出すまでゆっくりと待ちましょう。
子供が歩くための準備というと、先ほど記載したようにハイハイをして、つかまり立ちをして、といったステップで筋力を鍛えることがメインです。しかし、子供が歩く時期については、子供の感情も重要になります。
子供が歩き出すためには、子供自身が「歩きたい」と思うことが大事です。1歳くらいの時期では親が何を言ってもしっかりと理解してもらえないので、子供自身が歩きたいと思わなければ歩き出しません。
中には歩き出す一歩が怖いと感じている子供もいるでしょうし、歩かなくてもハイハイで移動できるから歩くことに興味を持たない子供もいるでしょう。そう言った子供の好奇心、興味が歩き出すきっかけになるので、子供が歩きたいと思ってくれるまで待つしかありません。
子供の気持ちの準備と並行して、ハイハイやつかまり立ちで筋力を鍛えることが必要となります。ハイハイで足腰を鍛え、つかまり立ちで脚力やバランス力を鍛える必要があります。
子供自身の体力が備わり、自身が歩きたいと思った時にやっと歩き出してくれます。なので、親としてはゆっくりと子供の成長を見守る他ありません。
歩き出したいと思わせる遊びを考える
上で記載したように、子供が歩き出す、行動範囲を広げるためには子供自身が歩くことに興味を持ってくれなければいけません。と言っても、「歩く」という行為が分からない子供に対して歩くことへの興味を持たせるのは簡単ではないでしょう。
そこで、歩くことだけを重要視するのではなく、子供の行動範囲を広げるための遊びを考えてみましょう。楽しいことがあると、子供もどんどん行動範囲を広げようとし、歩き出してくれるかもしれません。
つかまり立ちした頃には、つかまり立ちしている近くの目線位置におもちゃを並べてみてもいいでしょう。そのおもちゃを取るために移動すると、どうしてもつかまり歩きしなければいけません。だんだんとおもちゃを遠く離すと、歩いて動かないとおもちゃに追いつかないと分かります。
しばらくつかまり歩きをしているくらいの時期であれば、親が子供を支えながら歩いてみてもいいでしょう。脇の下に手を入れて、子供の体重を支えながら行います。パパを追いかける遊びとかも面白いかもしれませんね。
どちらにしても、自分で歩き出さない子供はまだまだ筋力や骨が発達していない可能性があるので無理は禁物です。子供の体重はしっかりと親が支えつつ、子供に足を踏み出す感覚だけ教えてあげましょう。
歩き出すのは、子供の成長スピードに合わせるのが大事
子供が1歳近くなると、どうしても「早く歩いてくれないかな」と期待してしまうのが親心。実際に僕も一人目の時にはかなり期待して、「いつ歩くのかな?」と毎日のようにじーっと見ていました。
しかし、周りの子供よりも歩き出す時期が遅いからと言って焦るのは禁物。子供が自分で歩かないのに、親が無理やり歩かせたりすると
- 足の骨へ負担がかかりO脚になる
- 背骨へ負担がかかり、運動能力発達に障害が出る
- 子供自身にストレスが溜まり歩かなくなる
と言った障害が発生する可能性もあります。
子供の発達には個人差があります。それは歩き出す時期について例外ではありません。1歳頃に歩き出す子もいれば、1歳3ヶ月に歩き出す子もいます。
1歳3ヶ月まではハイハイしか出来なかったのに、1歳半になる頃には何もなかったかのように歩き回っている子もいますからね。
歩き出す時期が早い方が良い、遅いのは悪い、なんてことはありません。どれも子供の成長スピードの個人差です。歩くのが遅いように見える子でも、自分の発達度合いをしっかりと理解していて、ハイハイで鍛えているだけかもしれません。
ゆったりと成長していく子供でもいいですよね。
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