子供って喋り始めるのが早い子もいれば、周りの子供が喋り始めてもなかなか喋らない子もいますよね。我が家の息子は、周りの子供に比べると言葉が出てくるのが遅いほうです。
言語の発達に障害がある可能性があるため、やはり本格的に話すのはまだまだ遅くなりそうです。ただ、やはり小さな頃の体の発達、特に言葉の発達には大きな個人差があるようですね。早く話し始める子供もいれば、なかなか喋れない子供もいるようです。
そこで、子供って平均して何歳くらいから話し始めるのでしょうか?
どういった状況を”話せた”とするかにもよるのかもしれませんが、やはりいつ頃に言葉を話し始めるのか気になりますよね。まだ言葉を話せないお子さんがいる家庭では「最初に話す言葉って何なのかな?」なんてワクワクするもの。
今回は、言葉の発達時期に関してです。
※第2子が生まれたことで、2019年5月に新しく情報を追記しました。
この記事の目次
生後半年では喋れない
この記事を執筆している段階で、我が家の娘はちょうど生後半年です。生後半年にもなると、親としても子供と接している時間が長いので
なんて思ってしまいがちですが、生後半年くらいではまだまだ喋ることはできません。娘も、声を発することはあっても、何か意味のある言葉を発することはありません。
「あー!うー!」なんて言葉を発することもあるのですが、親に対して何かを訴えたり、感情を伝えたりしているわけではなく、単純に音が鳴るのを楽しんでいるだけのようです。音が楽しいのか、喉が鳴るのが面白いのか…。
「生後半年〜1歳くらいでちょっと声出し始めたよ!」なんて友達のママ、パパから言われて
と心配になる親御さんも多いそうですが、生後半年くらいでは喋ることは出来ないので安心してください。何か音を出すようになるかもしれませんが『喋る』とはまだまだ程遠い状況です。
1歳前後から喋り始める
子供が最初に喋り始めるのは1歳前後といわれています。これは統計が出ているので、ある程度正確な数字になると思われます。1歳前後の時期に全体の約50%の赤ちゃんが言葉を発します。
しかし、ここで言う言葉を発すると言うのは”意味のある言葉を発する”事です。「あ~、う~」などの声を出すだけではなく何か意思を伝えようとして言葉を発するのがこの1歳前後の時期。つまり、言葉を発することは出来ますがまだ会話が出来る状態ではありませんし、大人がその意味を理解できるかどうかは分かりません。
また、1歳頃から子供は歩けるようになってきますので起きている時間が長くなりますよね。赤ちゃん時期とは違い、横になっている時間は短くなります。すると、声帯がしっかりと下に降りてくるので言葉の発達が早くなるようです。
家の中を歩くことが出来るようになり今まで出来なかった経験ができますし、体も重力を受けるようになるため急激に成長していきます。体の大きさだけではなく、各器官が成長する時期ですので赤ちゃんにも大きな変化があります。
1歳頃は自分の意思を伝えようとして言葉を発する時期ですが、やはり親が聞き取れる言葉を発することは難しいようです。でも、「何を喋ってるか分からない!」と子供の話すことを無視することはしないでおきましょう。子供からすれば話しかけてコミュニケーションを取ろうとしているつもりなので、親もしっかりと受け答えをしてあげましょう。
1歳3ヶ月頃から単語が出る
1歳3ヶ月頃になると、子供の声帯も発達してきて単語を発することが出来ます。1歳頃に言葉に意味を持たせることが出来、その3ヵ月後には意味のある単語を発することが出来るようになります。
ただ、この時期もまだ単語を話せるだけでお父さんお母さんと会話をすることはまだ難しいでしょう。単語を話せると言っても、その言葉の意味をしっかりとは理解しておらず、聞いたことある音を発しているような状況ですね。単語と言っても1単語だけを話せるような状態です。
何を喋っているのか分からないけど必死に単語を話している頃は本当にかわいいものですね。何を言っているのか大人は理解できていないかもしれませんが、子供はしっかりと意思を持って発言しています。
何を言っているのか分からなくても、しっかりと耳を傾けてリアクションをしてあげることが大事ですね。
2歳頃に言葉を話すことが出来るようになる
2歳頃になるとほとんどの赤ちゃんが言葉を話せるようになります。今までは大人が聞き取れないような”赤ちゃん言葉”が多かったかもしれませんが、この時期になるとしっかりと単語を話し始めます。
1単語を話すだけではなく、2単語、3単語を繋げてしっかりと自分の意思表示をしてくるようになります。
「パパ!来て!」、「ママ!おいで~」、「ブーブ!お出かけ!」なんて2単語を話し始めます。しっかりと自分の意思を伝えて、こちらに何かを訴えてくるようになります。この時期になると本当にかわいらしいですね。
ただ、少し喋れるようになって意思を伝えることを覚えてくるので、この時期にいきなりわがままになることもあるようです。一般的に「魔の2歳児」なんて呼ばれるやつですね(笑)
我が家もモロにその現象がありましたが、終わってみるとその時期もかわいらしいものです。
3歳頃には会話が出来る
3歳近くになると単語だけで話すことは少なくなり、しっかりと文章で会話が出来るようになります。
3歳までは話す言葉、単語も”なんとなく聞き取れる”程度だったかもしれませんが、この頃になるとしっかりと話し始めます。
また、言葉の意味を理解し始める時期ですので、自分から話すだけではなくこちらからの質問や問いかけに対してしっかりと答えられるようになります。「お名前は~?」「今何歳~?」など保育園でも良く質問される内容に関しては反射的に答えられるようになるようですね。
しっかりと言葉の意味が理解できるようになってくるので、質問をされたり話しかけられたりすると自分の中で少し考えるようになるのもこの時期です。
分からないことを質問されると、なんて答えたらいいのか分からずにジーっと固まることもあります。いろんなことに対して興味を持って質問してくることも増えます。そういったときには子供がしっかりと納得してくれるまで親身にコミュニケーションをとってあげることが必要ですね。
赤ちゃんの言葉を発達させるために
やはり誰でも自分の子供の言葉の発達が遅れていると感じることはあるのではないでしょうか?
- 保育園に通っている周りの子供よりも話せない気がする。
- 親戚の子供はもっと早く喋っていた気がする。
- インターネットの情報よりも成長が遅く感じる。
こういった不安を感じている親は多いでしょう。我が家も子供の発達に関して最初のうちは気にもしていませんでしたが、やはり同じ年の子供と比べてしまうと成長の遅れが感じられ不安になりました。インターネットで検索しても、そこに載っている”標準”と言われる成長度合いとはかけ離れています。
そういったことで不安が募ったタイミングでちょうど健康診断があり、発達障害の疑いがあると診断されました。
「やはり成長の遅れがあったのか」と感じる反面、「もっと出来ることはないのかな?」と調べることが多くなり、その通りに子供に接することによって言葉の発達遅れは解消されてきています。
今は6歳になりしっかりと会話も出来ますし、他人からの話しかけに対しても受け答えが出来るようになって来ました。”標準”と言われればそれまでですが、やはり成長が感じられ嬉しいものです。
そこで、今回は赤ちゃんが喋れるようになるためのポイントをご紹介します。ちょっとしたポイントですが、「難しくて出来ない!」と諦めてしまわずに出来る部分から少しずつ行なっていきましょう。
反応してあげる
お子さんの言葉の発達を促進するためにもっとも大事なことがこの【反応してあげる】事です。
少し考えれば分かることかもしれませんが大人でも、人に喋りかけているのに無視されたらいい気分がしませんよね?「無視され続けているならもう話しかけないでおこう」と話すことを辞めてしまうでしょう。
赤ちゃんもこれと同じです。子供ながらに話しかけているのに、親からの反応が得られないようでは面白くありません。自分が発した言葉に対してパパやママが反応し笑ってくれることで、また次の言葉を話そうという意欲が沸きます。そうやって目的を持って言葉を発するようになることが大切です。
赤ちゃんが言葉を発してくれる、話してくれるようになるためには、まず赤ちゃんの言葉に反応してあげましょう。赤ちゃん自身が話すことが楽しいと感じてもらうことが第一歩ですね。
厳しく接しない
やはり自分の子供が回りの子供に比べて発達が遅いと感じると、親もストレスを感じるかもしれません。そんな中で子供が言葉を理解してくれないと厳しく接してしまうことがあるかもしれませんね。
言葉を教えようとする一心で「これはテ・レ・ビ!」と大声で物を教えたり、テレビを間違って「つくえ」と言ってしまった子供に対して「違うでしょ!」と怒ってしまうこともあるでしょう。早く物を覚えて欲しい気持ちも分かりますし、子供と早く会話したい気持ちもあるのかもしれませんが、そういった厳しい態度は控えましょう。
厳しく接されると子供も言葉を発することを怖がってしまいます。「喋ると怒られるんじゃないかな…」と感じるようになってしまい言葉を喋らなくなります。
言葉を覚え始めた段階の子供に厳しく言い聞かせてもあまり効果はありません。学習する能力はあったとしても、耳から受けた音を言葉として理解する能力はまだまだ発達していません。
赤ちゃんは、パパやママと過ごしている日常の中から自然と言葉を身に着けていきます。一緒に遊んでいるときやご飯を食べているとき、お風呂に入っているときやお出かけをしている時など日常の生活の中から言葉を勉強していきます。そういった日常の生活から積極的に話しかけてあげるようにしましょう。
無理に言葉を教えるために厳しく言葉を繰り返していると、それが子供のストレスになってしまい脳の発達を妨害する恐れがあります。厳しくしたい気持ちも分かりますが、親は常に寛容な態度で子供に接してあげましょう。
ゆっくり、ハッキリ伝える
子供に言葉を教えようとして話しかけることがあると思います。子供も親の言葉を真似するので、最初の頃は積極的にマネしてくれるかもしれませんね。
我が家もそのようにして言葉の勉強を進めていたのですが、ある日を境に子供が間違った言葉で繰り返してくることが増えました。
アニメのアンパンマンから、バイキンマンの事を「バイキンマンだよ」と教えたのですが「ちゅんちゅん!」と返してきます。
ファインディング・ニモという映画を見ているときに「熱帯魚」と僕が嫁に話しかけると「たんたんこ!」といきなり叫びだしました。
働く車を見ながら「ショベルカー」を教えようとすると「ウーシー!」と返ってきますし、道路でショベルカーを見るたびに「ウーシー!ウーシー!」と叫びます。
何故このように変わった言葉で覚えてしまったのか、気になって夫婦で話し合ったのですが最初に出た結論が”もしかすると耳が悪いのかも…”。という事で病院で検査を受けましたが全く問題はありませんでした。
病院の先生に聞くと、その言葉を聴いたときに子供の脳の中で勝手に新しいもののイメージを作り上げ、その作り上げたイメージに対して自分で名前をつけているそうです。そうなのか!と納得しましたが、やはり間違った状態では困ります。
そこで、幼児教室を経営している知り合いに相談してみました。すると、「話し方が早すぎて聞き取れていないだけだよ。話しかけ方を工夫すれば一瞬で治るよ!」と言われました。
その喋り方とは、ゆっくり・ハッキリ発音する事。バイキンマンの場合にはゆっくりとバイキンマンと教え、次に「バ・イ・キ・ン・マ・ン」と一文字ずつ発音してあげます。一文字ずつ発音ができる事を確認してもう一度バイキンマンと教えてあげると、だんだん発音が近づいてきます。そうやって我が家の息子も発音を治していくことができました。
やはり、子供の耳で聞き取れる言葉、スピードには限界があるそうです。しっかりとゆっくり、ハッキリと話しかけてあげることが大事です。
親同士が積極的に会話をする
子供は親の行動を見てマネをするものです。親同士が常に会話しているかどうかは大事なポイントだそうです。
パパは毎日の仕事で家に帰ってきた頃には疲労困憊かもしれませんし、ママも家事と育児で夕方には疲れてしまっているでしょう。一緒に家にいるときにも最近では二人ともがスマホを触っていて会話が無い家庭もあるようですね…。そういった状況では子供も言葉を勉強する場所がありません。
我が家は基本的に会話が多い家庭なのではないかなーと感じています。僕が家に帰った時には嫁が今日一日あったことを1から10まで説明してくれます。だいたい嫁の会話に相槌を打っているだけで1時間は過ぎますし…。
そこから仕事の話をすることもありますし、息子が何をして遊んでいたかなど他愛も無い話を延々としながらご飯を食べています。寝る前にもテレビを見ながら一緒に話していますし、週末の予定に関して二人で話し合います。
やはり、そういった何気ない会話を子供は聞いているのかなと思います。良く話すDVDの内容などは子供も知らぬ間に理解していますし、会話しているとDVDを再生してくれます。
口やアゴの発達を促進させる
また、根本的に子供のアゴを発達させることも重要ですね。やはり言葉を発するためにはアゴの力は重要ですし、口自体の発達も重要になってきます。
口やアゴを発達させるためには何よりも物をよく噛んで食べることが重要だといわれています。しっかりと噛んでアゴを動かすことによってアゴが鍛えられますし、口の中に物が入ることによって口が鍛えられます。
赤ちゃんがいきなり普通のご飯を食べることは無いでしょう。最初は離乳食ですよね。離乳食を食べている時期から喋りだす子も多くいます。そう聞くと、離乳食のスケジュールを早めて固いものをどんどん食べてもらおうと思うかもしれませんが、そういった無理な離乳食はやめましょう。
しっかりと子供の体の発達に合わせた離乳食を与えることが大事です。離乳食の場合、月齢を目安に離乳食を選択するかと思います。離乳食のスケジュールを守りながら、おやつにはなるべく歯ごたえのあるものを食べさせてあげると効果的かもしれません。
また、唾液が出る子供や、よく食べる子供は喋る時期が早い傾向にあるようです。
赤ちゃんの時期には唾液がよく出ますよね。唾液が出ると言うことは口の中の筋肉が適切に動いていることの証拠です。唾液が出ると服が汚れて大変かもしれませんが、唾液が出ているのは口が発達してきている証だと理解して接してあげましょう。
よく食べる子供はそのイメージどおり口やアゴの発達が早くなりますので、喋りだす時期も早くなる傾向にあります。
赤ちゃんの小さなアゴでは物を噛むのも大変ですし、長い時間噛んでいると疲れてしまいます。そのため、離乳食は柔らかいものがメインになっていますね。
しかし、アゴが発達した子供は他の子供に比べてアゴの疲労がおきにくいのでたくさん食べるようになります。
テレビばかりで言葉教育をしない
言葉を覚えることが目的ならばテレビを見ていれば言葉を覚えられるんじゃないの?と感じるかもしれませんね。現に最近の親御さんの中には1日中子供にテレビを見せて落ち着かせている過程もあるようです。
確かに好きなテレビ、DVDを見ている間子供は落ち着いてくれますし親は楽なのかもしれませんね。
しかし、アメリカのスタンフォード大学が子供の発達に関して研究を行なった結果、「テレビやラジオから流れた言葉は、言語能力の発達には関係しなかった」という記述があります。
テレビが何故だめだったのかその理由は明確にはされていませんが、やはりいつも一緒に接している”親”から受ける言葉のほうを子供は重く受け止めているのではないかと思います。そういった部分が”親の愛情を理解している”と言えるのではないでしょうか。
子供の発達が気になっている親御さんは多いでしょう。「発達障害なのかな?」と心配になったり、中にはお子さんが発達障害を抱えており教育に不安を抱えている方もおられるはず。僕の息子も発達障害(ASD)を抱えているので、今後の教育に関してとても不安を抱えています。
意外だと思われるかもしれませんが、学習、勉強に興味を示してくれない子供に対して効果的なのが、語学学習!そう、英会話など外国語学習が子供の学習を促進してくれる可能性があります。
ここで紹介しているのは、七田式教室という日本でも有名な幼児教室が販売している英会話教材。七田式教室は子供の教育だけではなく、脳の発達や生活までフォーカスして展開している幼児教室。その七田式教室から販売されている英会話教材です。
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